「やるしかないから、やるしかない。」筆記試験対策合格のカギは、効率的な努力。

教員採用試験の、最初の、そして人によっては最大の壁は、筆記試験です。

教員採用試験に合格するには、まずは筆記試験に合格しなければなりません。

でも…、気が進みませんよね、勉強。

私も強制される勉強はあまり好きではないなので、よくわかります。

しかしながら、ほとんどの場合、教員採用試験に筆記試験が課されますから、こればかりは避けては通れません。

私は編入生であり、毎日講義や実習に追われていたため、筆記試験勉強をする余裕がほとんどなく、3年生で何度か受けた模試では、一桁の点数を取ることも珍しくありませんでした。

本格的に勉強を始めることができたのは、教員採用試験の一次試験が行われる年の3月末で、筆記試験まで約3か月間しかないという現実は、なかなかつらいものがありました。

それでも、必死に努力を続けた結果、受験した自治体の筆記試験の得点は、すべての科目で8割5分~9割を超えることができました。

そういった経験から、筆記試験で受験者にかかる心身の負担はよくわかるので、みなさんの苦労が少しでも軽くなればいいなと思い、効率的な筆記試験対策について書きました。

このページは、3か月間の勉強で養護教諭教員採用試験に現役で合格した私の経験をもとに作成しており、さらに、3つの自治体に現役合格したナナ先生やりん先生、そして京都大学に現役合格した弟のお話も参考にしています。

教員採用試験に現役合格した人に共通していたのは、誰に言っても恥ずかしくないくらい、努力をしたことです。

勉強に関して言えば、本気の努力は、絶対にみなさんを裏切りません。

ただし、ただがむしゃらに頑張ればいいというわけではなく、効率よく行うことが重要です。

きちんと対策すれば、筆記試験は怖いものではありません。

どのように筆記試験対策をすればいいのかを詳しく説明していますので、養護教諭を目指す方はもちろん、教員採用試験合格を目指すすべての方にお読みいただきたい内容です。

筆記試験合格のヒントになると思うので、ぜひ、最後まで読んでみてください。

あわせて読みたい!

3つの自治体に現役合格したナナ先生やりん先生、京都大学に現役合格した弟のお話については、こちらのページをご覧ください。

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筆記試験とは

そもそも、筆記試験は何のために行われるのか、みなさんは考えたことはありますか?

筆記試験は、単に受験者を苦しめるためだけにあるものなのでしょうか?

なぜ、教員採用試験に筆記試験が課されるのか。

筆記試験の意味を考えることは、筆記試験に本気で向き合うために、やる気を出すために、意外と重要です。

人は、わからないものに立ち向かうのは怖いですが、わかってしまえば、案外楽に対処できるものです。

筆記試験が何のために行われるのか、今一度考えてみましょう。

専門的な知識が試されている

みなさんは、教育に関する専門的な知識が十分でないとき、養護教諭として、教師として、自信をもって働くことはできますか?

解剖生理学の知識があやふやな状態で、救急処置を行うことができますか?

心理学やメンタルヘルスケアの知識があやふやな状態で、カウンセリングや健康観察を行うことができますか?

学校保健に関する法令の知識があやふやな状態で、健康診断を行ったり、感染症に対応したりすることができますか?

保健教育の知識があやふやな状態で、保健教育を行うことができますか?

養護教諭をはじめとした教師の仕事は、子どもの命や、子どもの一生に関わります。

たとえどれだけやる気があっても、内面が優れていても、子どもを教えるため、子どもの心と体を守るために、専門的な知識が求められます。

筆記試験は、みなさんに、養護教諭として、教師として働くために必要な専門的な知識が、十分備わっているかどうかを試す試験です。

きりりんの
ひとこと

実際の現場では覚えておく必要がない知識も多いけど、その知識があるからこそ、いろんな場面で応用できるきりん♪

困難に立ち向かえるかどうかが試されている

多くの人にとって、勉強は、しんどい、面倒、楽しくないなど、やらなくていいならやりたくないものかもしれません。

しかしながら、筆記試験で高得点をとるには、当然のことながら、たくさん勉強しなければなりません。

気が進まない勉強をするには、忍耐力や継続力、計画力、メンタルの強さ、そして体力そのものが必要です。

筆記試験の結果は点数で表されるので、どれくらい勉強したか、言い換えると、上記の力がどれくらい備わっているか、客観的な数字で表されます。

また、教師はとても魅力的な職業ですが、仕事である以上、時には困難な場面に直面することもあります。

問題を解決するには、あきらめずに根気強く取り組まなければなりません。

このように考えると、筆記試験では、みなさんが教師となったときに、困難なことにも立ち向かえるかどうかを試されている、ともいえるのではないでしょうか。

きりりんの
ひとこと

筆記試験は確かにしんどいから、これを乗り越えられたら、現場でもきっと頑張れるきりん♪

「教師になりたい」という気持ちの本気度(熱意)が試されている

どれだけ勉強がつらくても、本気で教師になりたい人は、二次試験に進むために、少しでも合格確率をあげるために、ほかの人よりいい点数をとるために、本気で勉強しています。

そんな本気で教師になりたい人たちがいる中で、筆記試験で上位に食い込むためには、やはり本気で勉強しなくてはなりません。

つまり、筆記試験は、受験者の「教師になりたい!」という気持ちの本気度の指標にもなります。

きりりんの
ひとこと

あたりまえだけど、得点が高い人から合格するから、他の人に勝たないとだめきりん♪

厳しいけど、わかりやすい世界だきりん♪


専門的な知識や困難に立ち向かう力、熱意は、自治体の求める教師像としてあげられることも多いですね。

みんなが使った参考書と問題集

上から順におすすめの本です。

法令の改変などにより、試験内容は毎年少しずつ変化するので、参考書や問題集は、最新版を購入することをおすすめします。

数千円で合格する確率が上がることを考えると、とても有意義な出費です。

自分に合った参考書や過去問題集を購入しましょう。

リンクは、2022年4月3日時点での最新版です。

どこでも!養護教諭試験 要点チェック

わかりやすく、知識がぎゅっと凝縮されていて、これ一冊で深く広く学ぶことができます。

これがなければ教員採用試験に合格できなかったといっても過言ではないくらい、私にとってのバイブルです。

私は、メインの参考書として使用しました。

赤シートが付属しており、参考書として使いながらも、自分の知識を確認することができます。

また、少しですが問題も掲載されています。

昨年度は出版されなていなかった気がしますが、2023年度は養護教諭のみ出版されているようです。

過去のものを購入してもいいのではないかと感じるくらい優秀な本なので、養護教諭を目指す方は、ぜひご購入ください。


2023年度版 どこでも!養護教諭試験 要点チェック [ 次世代教育研究会 ]

全国まるごと過去問題集

前年度の全国の教員採用試験の筆記試験(教職教養、一般教養、専門教養)の内容がそのまま集約されている本です。

受験期は何周解いたかわからないくらい、かなり重宝しました。

解答ページには詳しい解説もありますので、解いただけで終わらず、知識を深めることができます。

様々な問題形式があるので、この本に掲載されている問題をすべて解くことができるようになれば、筆記試験対策はほぼほぼ完了したといってもいいでしょう。

ご注意

最新版は、毎年4月初旬に出版されるようです。

教職教養や小学校など、受験者が多い場合は在庫がなくなることはないと思いますが、養護教諭や栄養教諭など、受験者が少ない場合は発行数が少ないことが予想されます。

予約購入を基本とし、出版後はできるだけ早く購入するようにしましょう。

各自治体の過去問

各自治体の過去数年分の問題集です。

こちらも、何周も何周も解きました。

問題を解いているうちに、受験自治体の出題傾向がわかり、受験年度の筆記試験の内容もある程度予想できるので、過去問分析という意味でもおすすめです。

自治体によっては、教育委員会のホームページで過去問をダウンロードできる場合もありますが、こちらはかなり前の問題も掲載されており、本となっているので見やすいため、受験する自治体の分だけ手に入れたい一冊です。

完全攻略

時事通信出版局による、専門教養に特化した本です。

参考書と問題集、資料がセットになっています。

しかし、問題は数が少ないうえに難しいため、はじめは参考書として使うことをおすすめします。

私は主に、どこでも養護教諭をメインの参考書としながら、サブの参考書として使いました。

各自治体の参考書

各自治体の過去問と同じシリーズの参考書です。

解く問題がなくなってきたときに、仕上げとして使いました。

Twin Books完成シリーズ

時事通信出版局による、教職教養と一般教養、小学校全科についての本です。

要点理解と演習問題の両方を上手に使うことで、知識を深めることができます。

東京アカデミーの本

一応載せてはいますが、内容が実践的ではなく、買っても使わない人が多いようなので、優先順位は低めです。

私自身、買ったものの結局ほとんど使いませんでした。

もしかすると、教職教養を勉強するにはいいかもしれませんね。

勉強をする準備

勉強をする前の準備も、れっきとした筆記試験対策です。

筆記試験をマラソンに例えるとすると、勉強をすることは、スタート地点からゴール地点に向かって走っていくことです。

マラソンも筆記試験も、やみくもに頑張るのでは、時間や体力がいくらあっても足りないので、戦略的に行うことが大切です。

実施要項を読み込む

教員採用試験の実施要項を読み込むことは、マラソンでいうところのゴール地点を知るということです。

ゴール地点がわからないまま走っていても、いつまで経ってもゴール地点にたどりつきませんよね。

4月頃からインターネットで公開されるので、できるだけ早めにダウンロードし、印刷して持っておきましょう。

直前に焦ることのないように、出願期間は必ず確認しておくようにしましょう。

実施要項で確認すべき主な事項は、次の通りです。

  • 試験日、試験時間
  • 出願期間、出願方法 ←重要!
  • 試験科目、試験内容
  • 試験科目や試験内容ごとの配点
  • 特別枠での受験の可否
  • 加点の有無
  • 免除科目
  • 採用予定数
  • 過去の倍率
  • よくある質問
きりりんの
ひとこと

きりりんは、モチベーションにもなるし、実施要項は常に持ち歩いてたきりん♪

自己分析を行う

勉強について自己分析を行うことは、マラソンで言うところのスタート地点を知るということです。

スタート地点を知らずに走り出すことはできませんよね。

みなさんは、いままでにも大学受験等の勉強をする中で、得意な分野と得意じゃない分野、好きな分野と好きでない分野、興味がある分野と興味がない分野があったと思います。

分野によってできるできないがあるのは、教員採用試験についても同様です。

自己分析には、「私は教育史は得意だけど、教育原理は得意じゃないな」など、常に意識してメタ認知を行うことが重要です。

筆記試験対策としてのおすすめの自己分析の方法は、次の通りです。

  • 参考書を一通り読む。
  • 過去問を2~3年分解いてみる。
  • 大学の講義など、日々の生活の中でアンテナを張る。
きりりんの
ひとこと

はじめは誰でもちんぷんかんぷんきりん♪

あとからできるようになればいいから、自己分析のときは、できなくてもあんまり気にしなくていいきりん♪

勉強のスケジュールを立てる

ゴール地点とスタート地点から逆算して、全体像を見ながら、何をいつまでに行えばいいのか、ざっくりとしたスケジュールを立てましょう。

マラソンでも、ベストタイムを出すには、遠回りをせずに最短ルートで走りきることが重要です。

「一日○時間勉強する!」というのもいいですが、そうではなく、筆記試験と自分とを擦り合わせて、オリジナルのスケジュールを立てることが効果的です。

ただし、勉強は試験まで毎日続くことも考えて、少し大変だけど、ギリギリ実現可能といったくらいの、現実的なスケジュールを立てるようにしましょう。

たとえば、こんな感じです。

  • 「全体的に知識がないから、とりあえず一か月でまんべんなく知識をつけて、そこから苦手を潰していこう」
  • 「看護学部出身だから、解剖生理学の知識はある。まずは2週間かけて、法令の知識を深めよう」
  • 「受験自治体は感染症に関する出題が多めだから、重点的に勉強しよう」
  • 「2年生のときに教育史の講義をさぼってしまった。早めに取り掛かろう」
  • 「一般教養は範囲が広いのに配点は低いから、最後の一か月で詰め込もう。専門教養と教職教養を中心に進めよう」

また、ある程度勉強が進んだら、過去問を解いたり模試を受けたりして、以前に比べてどれくらい成長したのかを振り返り、進捗状況に応じて、スケジュールを修正しましょう。

きりりんの
ひとこと

ちなみに、模試の結果で落ち込むことはないきりん♪

みんな言ってるけど、あれはちょっと難しすぎるきりん♪

勉強のコツ

当たり前のことですが、筆記試験の点数が高いということは、解ける問題が多いということです。

勉強は、単に長い時間をやればいいというわけではありません。

質のいい勉強を、効率よく、たくさん行うことで、知識の純度を高めていくことが大切です。

ここで紹介する勉強のコツは一部であり、何が合うかは人によって違うため、試行錯誤しながら、自分にとって最善の方法を探し出すことが大切です。

きりりんの
ひとこと

「試験勉強の追い込み」って言葉があるけど、追い込まれちゃだめきりん♪

「自分が試験を追い込んでやる」って気持ちで勉強するといいきりん♪

いつだって主導権はこっちにあるきりん♪

とにかく解く、ひたすら解く。

解ける問題を増やすためには、たくさんの問題を解くことが必要です。

問題集を何周も何周も解いて、間違える問題が一問もなくなるくらいまで勉強します。

一冊の問題集をやりこむ

たくさんの問題集をやろうとする人もいますが、問題集を一冊仕上げるのには、けっこう時間がかかります。

問題集は様々な分野をまんべんなくカバーしているため、一冊を丁寧にやりこむほうが、実は効率のいい方法だったりします。

解く問題がなくなれば、新しい問題集に挑戦して、どのような問題にも対応できるようにしましょう。

私の場合は、全国まるごと過去問題集→自治体の過去問→自治体の参考書というように進めました。

2周目以降は、間違えた問題を重点的に解く

同じ問題集を解きなおすときは、間違えた問題を重点的に解きましょう。

私は、苦手な分野をなくすために、2周目以降は、間違えた回数が多い問題を中心に解いていました。

例えば、1周目は全問を解く、2周目は1周目で間違えた問題を解く、3周目は1周目でも2周目でも間違えた問題を解く、といった具合です。

そうすることで、知識が平等になり、苦手なところを潰していくことができます。

自分がどの問題を何回間違えたかわかりやすくするために、印をつけていました。

1周目で間違えた問題(1回間違えた問題)には「/」、1周目でも2周目でも間違えた問題(2回間違えた問題)には、斜線を1本足して「//」、1周目でも2周目でも3周目でも間違えた問題(3回間違えた問題)には、さらに斜線を1本足して「キ」の印を問題の左側につけていました。

この印は、自分がどの問題が間違えやすいか、つまり、自分にとっての難易度を表しています(難易度:③「キ」>②「//」>①「/」>ノーマーク)。

印をつけるときは、間違えた問題だけではなく、正解しても解答に迷ったときなど、自信がないときにもつけていました。

さらに、自分にとって重要だと思う問題には、付箋をつけたり、折り目をつけたりしていました。

問題を解くときは、手を動かす

問題を解くときは、頭の中で思い浮かべるのではなく、基本的には紙に書くようにしましょう。

覚えたつもりでも、いざ紙に書くとなると、漢字などが正しく思い出せないときがあるので、試験本番と同様に、手を動かしてください。

ただし、きれいなノートは必要ありません。

私は、問題を解くときは、白紙のノートを使って、1ページが文字で真っ黒になるくらいまで書いていました。

答え合わせをしたあと、丸付けをしない

問題を解いたあとは丸付けをしたくなりますが、丸付けをする時間や体力がもったいない上に、丸が目立って、間違えた問題があとから見づらくなります。

解ける問題を多くするために重要度が高いのは、正解した問題ではなく、間違えた問題です。

そのため、正解した問題には何の印もつけず、間違えたところにだけ印をつければいいのです。

私は、印をつけるときもシャープペンシルだったので、赤シートで消えるペンや蛍光ペンをごく稀に使うくらいで、それを除けば色ペンはほとんど使用しませんでした。

自分しか見ないので、答えが合っているかどうかを確認したあとは、丸付けはせず、間違えたところにだけ印をつけましょう。

深く理解しながら解く。

知識を洗練させ、定着させるには、深く理解することが必要です。

「わかった気になっている」というのが、勉強をする上で一番起こりやすい失敗です。

深く理解するためには、いくつかのポイントがあります。

  • 「なぜ?」「どうして?」と、常に理由を考える。
  • 「本当に理解できているかな?」と、常に自分の理解を疑う。
  • 書く、聞く、声に出すなど、五感を使う。
  • 理解できていないところがあれば、納得いくまで調べる。
  • 記述問題を解く。
  • 出題されるところを予想する。
  • 問題を解いた後は答え合わせをするだけではなく、解説をしっかりと読み込む。
  • 参考書や教科書の内容に感想を持つ。
  • 参考書や教科書の内容を、自分の言葉で言い換える。
  • 実際の業務にあてはめ、当事者意識を持つ。

おすすめの暗記方法

教職教養や一般教養、養護教諭の専門教養は、暗記問題が多く出題されます。

反対に、きちんと暗記ができていれば、筆記試験ではけっこうな高得点をとることができます。

暗記をするときに、たくさんの色ペンを使ってノートにきれいにまとめている人を時々見かけます。

もちろん、それも勉強法の一つだとは思いますし、解剖生理学などでは、まとめが必要な場合もあります。

しかし、ノートにまとめることで、満足していませんか?

一度ノートにまとめただけで、本当に暗記できていますか?

ノートにきれいにまとめたくなる気持ちはわからなくもないですが、暗記するには、やはり何度も何度も繰り返し書くことが必要です。

泥臭く頑張りましょう。

勉強するにあたり、学生時代にいろいろ試しましたが、暗記するときは次の方法がおすすめです。

効果的な暗記の仕方については、今後別ページでまとめようと思います。

  • 紙に同じことを20回書き殴る。
  • 参考書や印刷した資料に知識を集約して、自分だけの辞書を作る。
  • 単語帳と赤シート・消えるペンを使う。
  • 図や表は部分的に覚えるのではなく、丸ごと覚える。
  • 独自の語呂合わせや身近な数字(誕生日など)で覚える。
きりりんの
ひとこと

暗記するには、暗記することを何度も何度も目にすることが必要きりん♪

きりりんがいつでもどこでも持ち運んでたのは、単語帳と、知識をまとめた1,2枚の紙だけだったきりん♪

教科書とかは重いしどうせ使わないから、持ち運ぶものは、とにかくコンパクトにするようにしていたきりん♪

やるしかないから、やるしかない。

「やるしかないから、やるしかない。」というのは、有吉弘行さんを起用した、マイナビ2015のキャッチフレーズです。

意外に思われるかもしれませんが、勉強をするにあたって大切なことは、(今どき流行らない)気合い、根性といった精神論です。

筆記試験の結果は、「絶対に教師になる」という意志の強さが大きく影響します。

筆記試験がつらいものであることは、私もよく知っています。

しかしながら、みなさんもよくご存じの通り、教員採用試験に合格するには、筆記試験は避けて通れません。

厳しいことを言いますが、一次試験はいうならば足切りで、最低限筆記試験をクリアできない限りは、教師になる入口は閉ざされたままです。

勝負の土俵にあがるためには、まずは筆記試験をクリアしなければなりません。

避けられないのであれば、もう、覚悟を決めるしかないのです。

どんなにしんどくても、面倒でも、楽しくなくても、やらなければいけません。

まさに、「やるしかないから、やるしかない」のです。

逃げてはいけません。

また、「筆記試験とは」で述べたように、筆記試験が教師になるにあたって必要な専門的な知識や困難に立ち向かう力を試される試験であるということは、筆記試験対策は、それらを身に着けていく作業といえます。

つまり、勉強をするごとに、確実に教師に近づいていくのです。

筆記試験対策をすることは、教師になるという夢への第一歩なのです。

モチベーションを高めるために、今一度、どうして教師になりたいのかをよく考えてみてください。

教師になったときのことを、具体的に想像してください。

教師になったら、何をしたいですか?

子どもたちにどんなことを教えたいですか?

本気で教師になりたいのなら、つらいことも乗り越えられるはずです。

みなさんに「絶対に教師になる!」という強い思いがあるのなら、必ず結果はついてきます。

まとめ

運の要素も少なからずある面接試験と違って、筆記試験の結果は、自分で操作することができます。

筆記試験は、むしろボーナスステージだといっても過言ではありません。

反対に、筆記試験は、きちんと対策をすれば、受験者全員が高得点をとってもおかしくないので、ここで落とすわけにはいきません。

受験生にとって、無駄にしていい時間は1秒もありません。

このページを読み終えたら、今すぐ行動に移してください。

まずは「勉強をする準備」から始めましょう。

「勉強を今から始めても、教員採用試験に間に合わない…」という相談をときどき受けますが、やる気があり、勉強のコツさえわかっていれば、今からでも遅くはありません。

冒頭に述べた通り、私は3年生として他大学に編入したため、3年生時点で養護教諭に関する知識はほとんどなく、いまこのページを読んでいるみなさんよりもひどいものだったのではないでしょうか。

それでも、本気でやれば、3か月で筆記試験に合格することができます。

勉強に関していえば、努力は必ず報われます。

教員採用試験に合格する可能性を少しでも高めるために、あきらめずに自分を信じて突き進んでください。